できる限り小さい時から体を動かすことが、将来の子供の運動神経にもつながります。
特に「特定スポーツの技術習得」を適切な時期に始めることを「時期を得た専門化」
(※バレーボールやサッカーや野球といった、運動ではなくスポーツの技術面を習得する一番良い時期)と呼び、この時期を「ゴールデンエイジ」と呼ぶ。
プレ・ゴールデンエイジ(5~8歳)
この時期は、神経系が著しく発達する時期です。
トレーニングとしては、やればすぐできる「即座の習得」がこの時期の子供には基本備わっておりません。従ってこの時期の指導としては、単一スポーツだけを伝えるのではなく、様々な運動経験をさせることにより、体を動かすことが楽しい=バレーボールは楽しいとなるように心がけることが必要です。
その一つとして、コーディネーショントレーニングが非常に効果的である。例えばドッチボールや鬼ごっこなどを取り入れるのも一つの手段です。
ゴールデンエイジ(9~12歳)
この時期には神経系の発達はほぼ完成に近づいて、形態的にもやや安定した時期に入ります。
覚えたことがすぐに実行に移しやすく、身体的にも脳神経的に柔軟という一生に一度だけ訪れる「即座の習得」という非常に特殊な時期です。
トレーニングとしては、とはいえ筋肉はまだ未発達なため、バレーボールにおけるスパイクの強さやボールを追いかけるスピードといった体の準備はまだできておらず、大人になっても必ずの頃財産ともいえる技術(スキル)と機敏性(アジリティ)などを身に着けることが効果的です。
この時期は、専門的なトレーニングに特化した方が良い時期ではあるものの、基本的な身体作りが不足しているので、ウォーミングアップなど工夫を取り入れる必要性があります。
例えば、体育館内を走り体温の上昇をはかるウォーミングアップも、ラグビーのようにボールを渡しながら走るという動作でも良いです。
また他の投稿で記載のあるようにこの時期にきちんと栄養を取ることにより、身長をさらに伸ばすことができる時期です。

ポスト・ゴールデンエイジ(13~16歳)
この時期にほとんどの子が発育のスパートを迎える。
特に骨格の急激な成長は体の「支点」「力点」「作用点」に狂いを生じさせ、このある一定の時期に新たな技術を習得するには不利な「クラムジー」と呼ばれる時期には今までできていたスキルが一時的にできなくなることがある。
とはいえ、中学校の部活動を毎日行うことにより、一時的なアンバランスな状態から筋力も向上し持久力もつき動作の反復も合わせ、さらにスキルアップができる時期ともいえる。
トレーニングとしては、クラムジーの時期は新しい運動技能を習得するには不利であり、一般的には速筋繊維の発達が促進されるので、今まで身に着けたスキルを、より速く・より強くそして実践的に行えるようにしていく必要があります。
スピードトレーニングや心肺機能を高めるトレーニングが効果的です。
インディペンデントエイジ(17歳~)
この時期になると体格的にも大人と変わらず、身体的成長はほぼ完成された状態となります。
トレーニングとしては、パワーをつけるために筋力トレーニングや瞬発系のトレーニングを本格的に取り組む絶好の時期です。
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