楽しい小学生バレーボールをするためには怒る2割・褒める8割

スポーツ指導者としての在り方

先日、女子バレーボール元日本代表の「益子直美さん」が、小学生が参加するバレーボール大会「監督が怒ってはいけない大会」というのを2015年から開催して10回以上実施しているというTV放送を見ました。

非常に面白い、大会で「なんでミスるんだ」「サーブくらい入れろ!」などと監督が言っていたら✖マークのマスクを監督さんがしなくてはいけないといった大会でした。

益子直美さんも中学生のときの指導者から体罰や暴言を毎日のように受けていたらしく、日本代表にまで上り詰めたのに当時の益子直美さんの目標は「一日にでも早くバレーボーラーを引退すること」だったらしいです。

実際、私のチームではありませんが、近所の子が小学生でバレーボールをしていて、県でも優勝するチームでプレーヤーとして優秀で中学校はバレー部に入りました。しかし高校ではテニス部に入りバレーボールをやめてしまいました。成人した時に地域のバレーボールサークルを誘ったのですが中学校の指導者が怖すぎてバレーボール自体見たくないというトラウマを抱えてた・・そういった子もおります。

バレーボールに限らず、スポーツ界における体罰や暴言といったパワハラは、私たちが学生の頃だった数十年前に比べると、目に見える部分では少なくなったとはいえ、まだまだ根絶とはいかず、今でも毎年パワハラで問題になるチームも出てきますし、私の地域でも練習試合で暴言を平気ではなつ指導者をよく見ます。益子さんのTV放送で怒る指導者に何十年ぶりにその理由を聞いていた時も、「我々もそのようにして上達した」「型にはめたく、そこにはみ出すといらだつ」など指導者にも悩む所があったようですが、現代においては、「意欲を持たせる」「楽しいと思わせる」「考えさせる」としたほうが、最終的な上達になると根拠もあることから、我々指導者も「アップデート」は常にしなくてはいけないと思います。

意欲を持たせる指導を考える

当たり前のことですが、「やる気がある」「意欲的」など一生懸命練習に取り組む子と、そうではない子ではパフォーマンス向上の大きな差が生じます。指導者であれば、全員に意欲的になってほしいと願うものです。

私自身が経験、本など読んで勉強したことがヒントになればと思います。

古い考え「型」を辞めてみる

日本は「型の文化」とよばれ、茶道・華道、スポーツにおいては空手や剣道などその一例であり、スポーツにおけるコーチングも良い部分も悪い部分もこの型というものに影響を受けてきております。例えば「オーバーハンドパスはの手の形はこうしなければいけない」といった形ばかりに目が行き、フォームの修正に対して強く指導することもあるがそうなってしまっては、うまくいかないという部分に焦点され子供においてはどんどんパフォーマンスは下がります。特に小学生や初心者においては多少フォームがぎこちなかったとしてもきちんと両手でボールをとらえ、押し出して上がるようであれば、そのことを評価する方が、その子の意欲が上がりもっと上手くなりたいとポジティブな意識になり意欲的になるものです。

「禁止」と「奨励」のバランス

ついつい熱くなってしまうのですが、指導現場では熱心なコーチほどワンプレイ・ワンプレイで様々な指導を行いがちです。もちろん、フィードバックというものは大事ではあるものの、その都度・過剰なフィードバックをしてしまうと、選手自身が考えるということをしなくなり選手の自主性を損ないかねません。

また、フィードバックでも「ちゃんとやれ」「そこはダメだろう」と具体的にどこをどうすれば良いかの情報が全く含まれていないフィードバックだと、子供たちは戸惑いしかなく、苦手なプレイの克服にはつながにくいです。

こういった禁止事項をポジティブに転換し「奨励」に変えることが必要であり、例えばち「ちゃんとやれ」→「次はこうやると上手く点につながるかも」「そこはダメだろう」→「スパイクも良かったけど、フェイントという選択もするともっと上手くなるよ」と子どもたちの意欲を向上させることが指導者に必要だと思う。

怒る2割・褒める8割

とはいえ、まったく怒らないというのも場が締まらないなど影響が及びます。怒る・叱る時は感情的にはならず、ダメなものはダメと愛情をもって怒る・叱るなどしなくてはいけません。(例:声を出さない、練習中にペラペラしゃべって真面目ではない、挨拶をしないなど)

ただ、「ダメ」「何をやっているんだ」と常に怒る・叱ることに慣れてしまった子たちは「どうせうまいプレイしてもまた怒られる」「一生懸命やっても無駄だ」という心理に陥り最終的には自らの積極性に欠け無力感が予想されます。

これも伝え方に工夫を加え、また簡単なプレイでも褒めることを忘れずに行うことにより「できた」「もっと上手くなりたい」「自分でもがんばれば出来るんだ」といいう自己効力感が高められ、怒られる時とは逆に次のレベルに進むための意欲につながるので指導者は積極的に褒めることが重要です。

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