スポーツにおける指導者と保護者間の過干渉のトラブル

フォーメーション

 勝てば官軍とはよくいったもので、私の感覚では強いチームであればあるほど保護者間のトラブルは少なく、なかなか勝てないチームほど指導者と保護者間での過干渉トラブルを聞きます。

指導方法が合っているのか?この指導は適切なのか?など今ではなんでもすぐに調べることができ、保護者の権利意識も変わってきたところから、指導者自体に尊敬も無くなり地位自体も下がっているように感じます。

そういった中で、我々指導者を守るため、チームの方向性が変わらないために出来ることについて考えていきたいと思います。

過干渉への対応

小学生バレーボールの保護者の中には、学生の時やママさんバレーなどで活躍されていた方もおり、指導方法の指摘や不当な要求をしてくる方もおります。そういった不当な要求に指導者が屈してしまうと、そういった保護者の意見が通りやすくなり、その結果チームに良くない影響や、指導者自体が病んでしまっては、最終的に子どもたちに悪い影響が広がります。

よって、指導者はこの保護者はすごくうるさい、いちいち口出しするからという事から屈さず、断固として「不当な要求には応じない」という姿勢を示さなければいけません。

ただし、相手は大切なチームで活動している子供の親です、頭から否定してしまうと保護者だけではなく子供も楽しんでバレーボールも出来ず、最悪辞めてしまう可能性もあるので、まずは

「話を聞いて・共感する」

まずは、訴えている保護者が何を伝えたいのか客観的に聞いてみることが大事です。保護者もなにも指導者を陥れようとしているわけではありません、ただ愛する子供の為にと必死になっているのです。なので、話を聞くときはけして話を遮らず不満を吐き出させてあげることに専念してください。そして出来れば、指導者対保護者の1対1ではなく、監督・コーチと保護者など複数で聞いた方が後々、言った言わないにならないためにも大事なことです。またもう一つ重要なことが、必ず即答はしないこと、おそらく指導者に不満が溜まって吐き出せているその機会の時は冷静な状態ではないはずです、適切な回答をしたとしても保護者は納得できるような状態ではないからです。

指導者・監督・コーチなど交えて要求の検討→対応

次に行うことは、保護者の要求に対して検討してみるということです。

そもそも指導者には活動を安全にするための義務を負っております。ですから保護者の要求がそれらに即している内容なのであれば指導者は応じなくてはいけません。そうではなく指導方法やチーム運営に関わるようなことであれば、チーム・子供の成長につながることなのかを監督・コーチと話し検討します。

最終的に、安全面や法的根拠・指導方法や倫理をふまえ合理的に対応します。

実例

ここからは私が聞いた実例をお伝えします。

そのチームの指導者はすごく穏やかで優しい方でした。それに見かねた保護者が「私たちの時は叩かれたり、何時間も立たされたりもした、なので今の子たちにも今より厳しくするべきだ」という要求でした。

これに関しては、確かに我々が学生の時には竹刀やバットで叩かれたり、時にはグーで殴られたりしていましたが、時代が違うということと今してしまうとこれは法律的にも違法です。また、罰として真夏の暑い体育館の隅に立たせたりなども子供を危険に晒してしまいますので、どちらも従う必要はありません。

それとは別に、特定の指導者やチームメイトを辞めさせるような要求もあります。

実際、ふざけたり危険な行為をする子供に厳しく注意した保護者から、ハラスメントだということで辞めさせるよう要求をしてくる方や、子供同士に些細なケンカに対して自分の子の正当性を主張してチームを乱す方などです。

前者については、指導者は安全に活動する義務を負っている以上、そのような注意は暴言や暴力を吐いたとかなければ正当と思います。

後者についてはその状況を正確に把握し、明らかに保護者の過干渉である場合は対応する必要が無いことをきちんと説明し、そうでない場合は適切に公平に判断することが問われます。

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